【Rabi-Ribi】 プレイ感想・所感

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 他所で書いたものを手直ししただけなので既に更新済みの部分があるかもしれません。愚痴注意。

開発の思惑が透けて見える気持ち悪さ

 この作品にはレトロゲームにあるようなバグ技・裏技といったグリッチ要素を開発側が意図的に盛り込んだ、あるいはプレイヤー側で偶発的に起きたものをそのまま残しているような仕様が数多くある。また、通常行わないようなプレイをすることによる実績も数多く用意されている。私にも古いゲームにおけるグリッチネタで友人たちと盛り上り、色々な手段でこうすれば展開が変わるといった情報交換の経験があるのでその楽しさを理解できないわけではない。しかし、このゲームではそういったものが多すぎた。

 開発が良かれと実装しているバグや予想外の手段、そういった「隠し要素」、これらはやはり偶発的あるいはひっそりとしているものであって欲しいと思う(というか私の願望である)。それらをわざわざ作り実績としている事自体、開発の遊び心として否定しようがないのだが、自分にとってはどうも居心地の悪さを感じてしまう事であった。プレイヤーが開発の裏を突く予想外のプレイ、何か無茶な事をしてもだいたい先回りされているという事実。これは自由な遊び方を模索するプレイヤーとしてストレスを越え不快な要素となっていたのかもしれない。

終わりのないアップデート

 私はゲームをする時に辞め時として目標設定としてゴールをおおまかに決めてプレイしている。それはシーズンにおける最終戦績であったりパッチ内におけるエンドコンテンツ攻略といったもので構わない。これは過去に私が時間を浪費する勢いでとあるコンテンツにのめりこんでしまった教訓(トラウマ)があるからだ。本作品のアップデートは道を迂回する事での実績開放や周回プレイでの実績開放、ゲームモードを増やしての実績解放、更には有料DLC必須のものなど終わりが見えなかった。当時ですら一部の熱心なファンしか追いかけていないようなものばかりに感じたがどうだったのだろう。新たに追加される実績を眺めているとソシャゲやMMORPGでもないのに「アップデートを続ける事でのタイトルの延命」を薄っすらと感じてしまう。勿論商売なのだから当然だろうし自ら作り上げたコンテンツを盛り上げるのも開発の使命としてあるのだろう。だが、そのようなアップデートをする反面「特定状況下のクイックロードによる別データのロード」といった致命的な問題が放置されていたりしていた事に私は萎えてしまっていた。

 私はストアページで確認できる発売日から1月かからず実績解放100%までしているが追加DLCは未プレイ。そこまで熱意を持ってやり込んだ人間でも脱落する例があるというぐらに捉えて置いて欲しい。

感想

 私自身こだわりが強いうえに小難しい人間なので批判が8割な内容になってしまっているが、このゲームが他の同系統作品に比べ突出した完成度であると考えているのは多くの肯定的プレイヤー同じである。むしろその点に関してはやり込んでいないプレイヤーよりは上に思う。ここまで批判を書いておいて改めて作品の良い点を語る事は媚びやヘイト管理のようで嫌なのでしないでおくが、Rabi-Ribiは世にあるメトロイドヴァニア作品の中でも5本の指に入るであろう極めて作り込みの深い作品であると断言できる(メトロイドヴァニアというジャンルに分類してよいかやや悩むが)。
 全体的に感想としては愚痴に近い内容となったのは反省したい、1人の元ファンとして書いていたら思いの他だらだらとした内容になってしまった。DLCをプレイしたら再評価するかもしれないが積みゲーのあるうちはそちらを優先したいので難しいかもしれない。