【Dust An Elysian Tail】 プレイ感想

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 17時間ほどの起動時間で実績100%、LV60+最強装備になる。87点ぐらい付けてあげたい誰にでもお勧めできる名作。

アクション

 K攻撃はダストストーム(以下DS)と急降下以外で利用する価値がない、コンボに混ぜると隙とモーションが長くてテンポ悪い。J>J>Jからしゃがみ下段JのコンボキャンセルしてJ攻撃で嵌めるのがDS無しの最適解だろう。パリィを決めると与ダメが数倍になるが一部の敵以外無理に狙う必要なし、J攻撃と緊急回避でザクザク斬る方が気持ち良さ持続。

 中盤からDS+フィジットで殲滅する無双ゲーになる。敵を浮かすと与ダメ3倍ぐらいになるので空中DS+炎フィジットからK攻撃の急降下を一連の動作としてラストまで通用する。3種類あるフィジットはどれでもいいと思うが炎が一連の流れをしやすくて個人的に良かった。

 壁つかみ・空中ジャンプ・スライディングが中盤以降に手に入るのがやや歯がゆいものの、移動が早くなるわけでも戦闘で有利に働くわけでもないので問題ない。宝箱を取るために必要な場所もあるが無理しなくていい。

 ジェムの割り振りだがぶっちゃけ好みでいい。ただ個人的に最大HPは必要だが防御はいらないように感じた。そもそもHARD以上ではHP全快状態で進む場面がほぼなく、セーブ地点も多いので死んだらロードでいい。

探索

 先程書いたように無理せずどんどんメインクエストを進めたほうがいい。宝箱回収に必要なアクションが中盤以降での入手、最終盤で大ジャンプスキルの入手といちいち戻っていると結構面倒になる。宝箱から手に入る装備や設計図で劇的に攻略が楽になるわけでもない。

 ただし、中盤からはアイテム獲得2倍~のリングは付けたほうがいい。敵から協力な装備の設計図がわりと落ちたりする。さらに効果が重複するので2個つければボロボロ落とすようになってくれる。

 最終マップでは経験値を5000もくれる中型エネミーがいるのでレベル上げもそこでやればいい。最高クラスの回復アイテム、最強防具の設計図も回収できる。LV50~でもレベルアップに必要な経験値が5万程度だったと思うのでまったく苦労せずにジェムを全て埋められるLV60に到達する。

 タイムアタック系のエリアがあるが見つける度に攻略するのが一番楽しめると思う。現状のアクションでいかに工夫して最高評価を得るか、難しすぎない程度の難易度で挑戦できるだろう。

 ノーヒントというわけではないがやや発見が難しい宝が3箇所ある。

射手の山道…石像の手から左へジャンプすると隠し移動床が出現

悲しみの草原…花の添えてある墓の前で10秒程しゃがむ

ブラックムーア山脈…雪山の左端の謎の窪みあたりで10秒ほどしゃがむ

 この3箇所以外は全アクションと怪しい場所を調べる気さえあれば発見できるだろう。忘れたら面倒なので一緒にメモしておく。

シナリオ・演出

 無難によく出来ていると思う。最近の2Dゲーもシナリオはよく出来ているがこのゲームはNPCを含めたキャラとの掛け合いも面白い。立ち絵はかなり癖があるものの、最後までプレイすれば主人公とフィジットへ愛着が湧く程度には慣れている。重要な場面で挿入されるムービーも文句なし、ムービーだけで10点は加点していい。

 しかし将軍は何故あそこまで征服を推し進めたかったんだろう、良い人そうな表情してるのに。戦争が大好きなだけだったのか、いまいち何がしたいかわからなかった。

まとめ

 兎にも角にも、このゲームはストレスが溜まりづらいのが良い。HollowKnightのように原点回帰したようなだるさがなく、MomodoraRtUMのように暗すぎず、Rabi-Ribiのようにコンプ要素が膨大でなく、TheVagrantのように戦闘に工夫の余地がないわけではない。どの部分もほどよい仕上がりになっているのでプレイしていてノンストレス。

 横スク2Dアクションをはじめてみたい人に挙げるなら、是非このゲームをお勧めしたいと思わせる作品だった。