【2019年】登山をはじめた part.1

(2019年の下書きを今更埋めて公開したものです。)

 

 数年前に読んだ漫画「孤高の人」「神々の山嶺」「岳」の影響でいつか登山をしてみたいと思っていたが、YouTubeで登山動画を見ていると意外と楽しそうだったので思い切って始める事にした。見切り発車である。うまいこと流れを考えて書きたいと思ったがそもそも下書き時点で秋だったので登った山ごとに書いていく。

5月19日 森吉山 

 快晴、残雪あり、こめつが山荘コース、登り2時間、下り1時間

f:id:eatable:20210317141234j:plain
f:id:eatable:20210317141236j:plain

 初登山に選んだのは森吉山、特に理由はない。車で90分程かけ妖精の森の看板を頼りにこめつが山荘に到着。快晴かつ日曜だったこともあり他に4組程登山客がいた。

 6合目まではリボンも無く残雪で道が不明だった。初登山に雪の残る春山はどうなんだろう…。「山を舐めるな」という指摘がぶっ刺さることこの上ないが地図を見ながら木々の合間を登る。視界が開けるとそこからは3m程積もった残雪を進む。程よく解けていたのでアイゼンが無くてもなんとかなったが、滑落したらとんでもなく下まで転げ落ちるのが容易に想像できて恐ろしい。

 一の腰を過ぎて下るとしばらくなだらかな道、雪の照り返しもありだいぶ日に焼けた。夏でなくても日焼け止めは必須だよなと今後のためにスマホにメモを残す。東北の山の景色が凄いというイメージは無かったが考えを改めさせられた、雪解け後や秋の景色がどんなものかとても気になった。雪解け水が勢いよく流れる山頂までのラストスパートを登り切ると風も程よく吹いており気持ちがよい。結構な登山歴のおじさまと話をして下山。

 しかし6合目からの下山ルートがリボンもないで割と適当だったのは反省したい。どう下りても林道に着くのであまり不安はなかったが、リボンは当てにするものではないといういい教訓になった。この時期は小動物(ウサギだろうか)が多いのかいたる所にフンがあったので気になる人は気になりそう。草食だしそこまで気にするものではないが…自分はとても気になった。

5月25日 森山

 快晴、登り1時間、下り1時間

f:id:eatable:20210317141749j:plain
f:id:eatable:20210317141756j:plain

 車で1時間かからない場所にあったので経験を積むために登ってみた。途中からロープ有りのそこそこの傾斜が続く、砂利っぽい斜面なのでよく滑るのが大変だった。電波塔に到着したら脇を抜けて進む。礫の混ざったコンクリートで補強された地面にロープと鎖が設置されていた。山頂は仮払いされていたものの3m程度の木に囲まれているので眺望はなかった。八郎潟五城目を見渡したいなら電波塔までで十分そうだ。

 ピストンするには下りは急坂で不安があったため林道を歩いて帰った。歩きやすい道ではあったものの電波塔まで車がよく通っている様子がありハイキングという雰囲気はない。上りではシカがいたが熊も出るのだろうか。

6月4日 秋田駒ヶ岳

  快晴、車で八合目まで

f:id:eatable:20210317142419j:plain
f:id:eatable:20210317142415j:plain

 県外ナンバーの登山者も多いようで八合目駐車場は8割程埋まっていた。登山道はしっかり整備されているので登りやすいものの、一部雪渓ありでトラバース箇所は滑り落ちそうな危険箇所があった。ここは毎年そうなのだろう。

 ムーミン谷に降りてしまったので馬場の小路~阿弥陀池の崖を登ったのだがこれは失敗だった。残雪で道が完全にわからなくなり登れそうな箇所をてきとうに這い上がったが今思うとかなり危険だったように思う。こういう時は横着せずに来た道を引き返すのが大事だろうと後々反省した。

 男岳、男女岳、焼森と主要な山頂に脚を運び下山。焼森の先の旧登山道を進んだがこれは失敗。道ははっきりとしているものの低木のトンネルを進むような感じで景色も悪く黙々と下山する事になってしまった。次回来るなら新道のピストンでいいと思った。

 全体的にコンパクトに見所がまとまっており登山入門におすすめといった印象を受けた。これ以上の景色がある山も沢山あるのだと思うと今後訪れる山にも期待を抱けるいい登山となった。八合目で靴の汚れを落としアルパこまくさで汗を流し帰宅。

6月19日 太平山(宝蔵岳・奥岳)

 曇り、登り2時間、下り1時間50分

 

f:id:eatable:20210317142600j:plain
f:id:eatable:20210317142734j:plain

 翌日青森に行く予定があるため天気は曇り降水確率30%の予報であるが出発。確実に降りそうな2時前には下山を完了させられるようにした。

 登山道は進みにくいという事はないがひたすらに樹林帯。弟子還りの鎖場は想像以上の断崖絶壁で今回の登山で一番楽しめたポイントだった。明らかに滑落者いそうだけどどうなんだろう。

 昼飯にはおにぎりとスモークタンなどを食べたのだがこれは良くなかった。どうやら激しい運動後は体力の回復のために消化が悪くなるらしい。昼食後30分程度休んで下山をはじめたのだが、下山の運動によりさらに消化が進まなくなり帰りの運転中には気分が悪すぎて1時間程横になる程だった。

 天気は予報通り昼から大雨となっていた。自分が下山中にすれ違っていた登山者は大丈夫だろうか。少ない休みのなかこの日に登るしかなかったという山行、見送ったら後悔するし良くない天気で登っても…などと色々考えてしまった。

 

 2019年は他にも何回か登っているので別記事を作っておく。