2021年10月3日(日)貴重な好天の2日目。
三ツ石山は本州一早い紅葉と言われているが、今年はニュースで更に1週間早いとされ9月22日には見頃となっていた。
過去の写真では同じ22日頃で一面真っ赤だったりもしていたのでなるべく早めに行きたかったが予定が合わず3日にようやくといった感じ。紅葉の具合と日曜の混雑を不安に思いながら朝4時に家を出発した。いつものように車が一切いない静謐な国道を走る、最近はメンタルが不調であったが早朝ドライブによりやや回復できた。
7時丁度に松川温泉登山者用の駐車場に到着する。アスピーテライン山頂駐車場は空いていたがこちらはほぼ満車であり紅葉時期の人気の高さを伺える。松川登山口付近の駐車場は2台分空きはあったがこちらは利用していいのかはっきりしなかったのでスルーした。
今回は時計回りに松川登山口からスタートし三ツ石山~小畚岳~源太ヶ岳を経由し周回するルートとした。登り始めからやや急な坂にくわえぬかるみとなっていたが顔をあげれば気持ちの良い樹林帯となっており気持ちよく進んでいけた。しかし、前を進む団体のガイドによると松川登山口~三ツ石山荘は有名な泥まみれとなる登山道だそうだ。その言葉の通り20分程進むとひたすらぬかるみばかりになってくる。スニーカーやローカット登山靴は非推奨というのは冗談ではなくしっかり避けなければハイカットでも泥だらけは間違いない酷さであった。
自分とペースの同じお爺様の背中を追いながら90分丁度で三ツ石山荘に到着。既に多くの登山者が来ており子供連れも何組かおり、地域振興課の若い方も3人が登山者数のカウントなどもしていた。地図で見ると三ツ石山荘はわかりやすく登山道の集結する地点なようだ。休憩を済ませて山頂へ。
紅葉はあまり興味の無い人間なのだが悪くない景色に何度も足を止め写真を撮ってしまった。山頂から北東に広がる一面は本当なら真っ赤に染まるようなのだが先日の台風のせいかすっかり葉が落ちてしまっていた。また、見頃から10日経っているのもあり全体的に3割程枯れ落ち色も褪せてしまっているが、季節の変化というものを直に感じられたので個人的には惜しくはなかった。
見渡せば岩手山・秋田駒ヶ岳・乳頭山・森吉山・鳥海山…など360°最高の展望が広がっている。これから進む小畚山方向のゆるやかな稜線も綺麗に紅葉していた。三ツ石山だけで物足りないなら是非30分程進んだ覘標ノ台まで訪れるのをお勧めしたい、覘標ノ台辺りから三ツ石山方面の景色が今回の登山で一番の景色に自分は思えた。小畚山まで来てしまうと引き返しても6時間オーバーなコースタイムに帰りが泥んこ登山道となるのでそのまま進み周回が良いかもしれない。
人を多く入れた写真もあるのだがそちらを載せた方が賑わいが伝わって良いのだろうか…ポートレートになると作品っぽくなり過ぎてあまり自分のだらっとしたブログに合わない気もする。
小畚山~大深岳は急な下りと登り。某youtube動画では時計回り周回では小畚山以降が退屈~というコメントをされていたが、やや眺望が悪いぐらいで大深岳~源太ヶ岳間も気持ちよく歩けるし源太ヶ岳以降も道幅もある樹林帯で歩くだけでも気持ち良いと感じた。12時過ぎには既にすれ違う登山者もまばら、大半の登山者は反時計周りか松川登山口からのピストンなのだろう。残り40分程度の場所に水場があるので時計回りルートは顔や手をすっきりさせ下山できるのがお得かもしれない。
下山後は特に観光の予定もなかったため、桜木屋でラーメンを頂き帰宅した。
以下、今回の登山や最近の気付き。
- やはりベストな時期の逃したくないのであればSNSをチェックし第一報があり次第、晴れた日に向かうのが一番。SNSやブログを調べてみると三ツ石山のよく撮れている写真は9月中ばかりなのでやはり早く行くぐらいが良いのだろう。
- ところで、真っ赤な紅葉をした投稿をちらほら見かける。技術の進歩で彩度を上げたりでいくらでも良く見せる事は可能となっているが、作品なのか真実なのか判断が難しいしもうどう評価したらいいのか自分にはわからない…。
- よくあった登山での胃もたれや吐き気に対するアンサー。おそらく固形物が悪いとかではなく単に水分の取り過ぎで消化を妨げていた。水分を休憩以外でも割と飲んでいたので行動食の消化が悪くなり、それが積み重なり下山で気分が悪くなっていたのだと思う。今回は飲み物は口に含むぐらいにとどめるのを意識していたので胃の具合が悪くなることもなかった。
以上!