【2021年6月3日】日帰り十和田湖、奥入瀬渓流、八甲田ゴールドラインなど

 十和田湖方面へのドライブ。仕事に嫌気が差して有給をとっての逃避行。

 朝5時に家を立ち国道103号線から鹿角方面へ進む。大湯環状列石、道の駅おおゆに寄るか迷ったが時間も早いのでまたの機会にスルー。初めて走った道で楽しめたのは覚えているが、十和田湖の発荷峠までの景色があまり記憶に残っていない…こういう時にドラレコでなく車載カメラがあれば思い出しやすくていいのだろうか。

 

f:id:eatable:20211206111103j:plain
f:id:eatable:20211206111105j:plain

 はじめに寄った発荷峠では思わず声が出てしまう大パノラマ。標高631mからでも全容を見渡す事はできないが、新緑と空を映す湖面、遠く見える八甲田山といきなり贅沢な景色を堪能してしまった。これだけの大自然なせいか虫が多かった。

 

f:id:eatable:20211206111144j:plain
f:id:eatable:20211206111146j:plain

 続いて観光施設の集まる休屋地区に向かう。朝9時という事もあり観光客はさっぱりだったがビジターセンターや散策コースを独り占めできた。ビジターセンターは十和田湖の成り立ちから周囲の動植物の生息状況など詳しく知ることでき、施設の雰囲気も良いので是非立ち寄って欲しい。ただ、近くに無料の駐車場はないので有料駐車場に停める必要がある。付近には利用されていないホテルなどがそれなりにあったように思う。昔は今より多くの観光客で賑わっていた時期もあったのだろう。対岸や遊覧船を利用した見所はまだ数多くあるようだが奥入瀬渓流へ進むことにした。

 

f:id:eatable:20211206112036j:plain
f:id:eatable:20211206111245j:plain
f:id:eatable:20211206111608j:plain

 奥入瀬渓流はとにかく新緑の木々のトンネルを進むある意味異世界のエリアだった。直近の天気が落ち着いていたため渓流も透き通っており眺めているだけでも気持ちが良い。下調べせずに訪れたため知らなかったのだが、奥入瀬渓流下流にある石ヶ戸休憩所に車を停め、上流に歩いていくのがより楽しめるそうだ。遊歩道も整備されており所々ある滝をすぐ側で楽しめるようである。

 

f:id:eatable:20211206112351j:plain
f:id:eatable:20211206112358j:plain
f:id:eatable:20211206112400j:plain

 終点付近では4月にリニューアルした奥入瀬渓流館内のカフェで休憩。りんごのクランブルは特に美味しかった。りんごパイは弘前市で似た形のものがありそちらのが美味しかったかなあ。お土産にバターサンドを購入、ややお高い気もするがとても美味しいのでおすすめ。1人で観光しているとあまり衝動買いしたりしないので、後からもっと色々飲み食いすればよかったと勿体なく思ってしまう。

 

f:id:eatable:20211206112451j:plain
f:id:eatable:20211206112512j:plain

 その後は酸ヶ湯方面に向かった。奥入瀬渓流~国道394号線にはブナ林に覆われた区間があり今回走っていて一番気持ちの良いの道だった。紅葉時期の写真では一面黄色に染まっており八甲田ゴールドラインの名にふさわしい景色となるようだ。国道394号線からは南八甲田連邦がちらちら見えていた。酸ヶ湯温泉周辺に軽く立ち寄り八甲田ロープウェイに乗り込む。山頂駅からは八甲田連峰を一望でき眺めているうちに次回の登山はここにしようと決めていた。

 

 15時前、そのまま青森市街で一泊するつもりで向かっていたのだが…なんとなく気分ではなく帰る事にした。自分はまだ若いのに思い切りが足りないように思う。多少の無茶をしたっていいのに、メリットもデメリットも特にないのに、恐らくやってみて何も得られないという結果が怖いのか実行しない事が多々ある。やらずに後悔という一番しょうもない事をよくやってしまう。

 とはいえ今回の日帰りドライブがとても充実したのは事実で満足している。初見の土地に踏み入れそこでしか出会えない景色を直接見るのは最高の体験だと思う。