【SEKIRO】初見プレイ途中経過の感想

 去年の秋からダークソウル1~3作の消化を始め、2月にダクソ3のトロコンが終わり一息ついたのでSEKIROに手を付けた。攻略見るとおもしろくないとの事を5ch各所で見てきたので当然今作もシャットアウトして遊んでいる。進行度は不死断ちENDを見て、新規データから強化せずに進めている程度。50時間程度プレイ。

 

 取り敢えず、思った事を箇条書き

  • 難易度はやばくない、パターン覚えないと勝てない程度
  • ほぼ最速での初見「まぼろしお蝶」「弧影衆 太刀足」「蛇の目姉妹」「首なし」「水生のお凛」が強敵
  • 無強化縛りしても体幹回復にいちいち離れるのが作業過ぎる
  • 神吹雪のマラソンをシナリオ進行で潰すんじゃない
  • ゲームパッドのボタン不足、コンフィグに悩む

 

 正直、巷で言われている程に難しいとは思わなかった。ゲームスピードの高さも相まって早い反応と対処が求められるもののこれは経験で補える部分だし問題ではないと感じた。見切りについてはスキル習得しないと扱えないという罠があるものの、これはチュートリアルの一部と考えればそこまで不親切ではないだろう。レビューを見ると死なずの半兵衛による模擬戦が説明不足という意見が多くあったが、逆にあれ以上親切に教えていたらそもそもシンプルな戦闘システムなのに更に考える余地を奪って興が削がれるだけに思う。また、序盤から寄り道をして強敵に挑む事ができるがこれに勝てないのは普通は当たり前で、だからって文句を言うのは違うしちゃんと覚えて戦えば十分勝利できるので、それに対して高難易度というのも違うかなと。

 個人的にはキーコンフィグにおいて移動とカメラ操作を両立しつつ最適なアクションをするためのパッド側のボタン不足に悩まされた。ダークソウルからかなり配置を弄って遊んでいるのでデフォルトは馴染まないし、かといって弄ると右手担当分が多すぎるようになり未だにしっくり操作できていない。特に居合系の弾きではL1では指がついてこないので□に設定し直して挑む始末。

 以下、覚えてる限りの撃破にかかった時間

初見撃破 … 赤鬼、火牛、鬼形部、弦一郎、大忍び梟、ジラフ、破戒僧(1回目)、獅子猿、首なし獅子猿、桜竜

30分未満 … 武将みたいなの大半

30~60分 … 弧影衆太刀足(開幕忍殺知らず)、牛飲の徳次郎、水生のお凛(40分ぐらい)、蛇の目姉妹(落ち谷が55分程)、首なし(隠し森)、破戒僧(6戦目撃破)、剣聖葦名一心(48分)、怨嗟の鬼(40分ぐらい)

90分 … まぼろしお蝶

 強いだの詰まっただの言われるのに初見撃破してるのは寄り道で強くしたからなのか。たしかに初見では負けておかしくない相手に思えるけど、個人的には武将みたいな連中のがよほど強いしやりづらかった。特に辛かったのは足太刀・蛇の目・首なしで、序盤に相手する敵でないのはすぐわかったが引く気は一切なかったので勝つまでやった。真っ向勝負だと覚えゲーと精度が相まって勝てなくて、回避して動作見れる相手には勝てるのはダクソを一通り触ったからなんだろうなと感じた。

 GOTYに選ばれるのは納得の出来だと思う。操作感が気持ちよくスピーディなステップやジャンプ動作で自由自在にグリグリ動かせるのはたまらない。やや戦闘が単調で、極める過程(苦難・厄憑・無強化縛りetc)がよく言われる音ゲーのパーフェクトを取るのとあまり変わらない印象があり、鬼畜シューティングゲームのクリアよりもその辺はおもしろくないというのが自分の意見。忍具なんかは良い感じに操作感も変わるのに形代のせいでメインに据えられないのが本当に残念。二刀・斧・槍で弾けたっていいじゃない。

 

トロコン後追記

 遊んでて一番楽しいのはやっぱり、攻撃パターン豊富でロックオンが最高に活きてる怨嗟の鬼くんかな。張り付いて反時計回りに回避しながら殴り続けてもよし、遠距離維持して行動見てからダッシュやジャンプ奥義で攻めるもよし。前者は右手始動の5連撃と左右払い、後者は対中距離の左手始動3連撃を気をつけるだけの簡単な作業。個人的にいちいち距離を取られるのが嫌なのとカメラアングル殺されない後者のやり方。2周目は2戦目瓢箪5回残しぐらいだったのでモーション覚えてれば優しい相手だろう。テンパったら傘開いとけば安定、奥義もバリバリ活躍してくれて楽しい。
 次点は義父。義父は攻めに対するこちらの正解択が複数あるので明確なミス行動しなきゃ大抵は不利にならない。特に見切り無しで前方向のステップ入れて義父のバックジャンプに詰められたり、同様に回避できる攻撃が5種類ぐらいあって他より動画を見返した時の見栄えが良い。こいつは3戦目で倒したが、高速の「危」と弾き強要、崩し後の追撃があればもっと手こずったかなと思う相手。2ライフ目の幻術梟はもっと嫌らしい性能でよかったんじゃないか、初見でも火の鳥以外食らわんだろう…。歴戦の忍っぽさを絵で演出する為に強さは控えめにされた気がしなくもない。

 初見で詰まった強敵も2周目はだいたい2回以内で倒せていたのだが、内府襲撃以降の赤い甲冑侍タイプには慣れなかった。高火力で誤ガード体幹削りも強いせいで攻めあぐねると本当にやり辛い。二刀タイプのはディレイも相まって終ぞ慣れる事はなかった。
 それでやはり最強は一心なんだと思う。単純に全ての行動が速いし隻狼の全てが詰まってるボスと言ってもいい強さ。ただ何故こいつと戦っても面白くないかって言うと常に正面に捉えて戦ってないと勝負にならないからだと思っている。自分はチャンバラがしたいんじゃないんだよな、見てから行動取るするのは別に嫌いじゃないけど正解択が限られてるうえにリスクもあるから結局1つに絞るしかなくなって遊びの幅を狭めてるように思う。