秋の真昼山地を峰越登山口から女神山まで約16kmのピストンで歩いた。
稜線付近の紅葉は流石に終わってしまっていたが冬を目前にした荒涼とした雰囲気は山歩きに没頭できとても良いものだった。時間管理もしっかり行え自分のペースがようやく見えてきた気もする。
峰越登山口までのアクセスは轍が所々あるものの走行には問題なし。紅葉はこの時期鮮やかで停めてまで眺める価値もあった。自分は林道でもややスピードを出す方なのだが写真撮影込で30分ほどの長さ。
登山口、快晴の8時45分で気温14.5度。今回はなんとなく遅めの9時前スタート。この時期も晴れならベースとウィンドシェルだけで快適なのだと知る。
10分かからず着く北の股岳(996m)で既に景色は抜群。
次のピークの音動岳の最高点へは藪が遮る…フル防護で数m歩いてみるもこりゃあ辛いなとすぐに引き返してしまう。ガッツがあればいけるだろう。
これぐらいの距離ならもう遠いなんて思わなくなったなあ。そのうち着くだろうおいう余裕もあるというか。
真昼岳山頂は街が近くに感じられる。三輪神社内は避難小屋としても使える様子、いつかここに一晩泊まってみたい。
真昼岳を後にして女神山へ。さっそく帰りでしんどそうな下り。
そういえばいつからだろう、山に来て「何故こんな辛いことを」とか「家でゆっくりしていれば」なんて思わなくなったのは…。自分は割と早い段階で考えなくなったけれど、歴長い人がたまに言ってるのを見ると人それぞれなのかな。
兎平は帰りに寄ろうとペースと疲労度を基準に考えたりしていた。
女神山への最後の登りはあっさり、山頂からの眺望は文献ガイド通り眺望はいまいち。七滝山(秋田女神)方面の景色は期待できそうなのでいつかの機会に。
気温は12時で20.1度、確認して来た道を戻り始める。
稜線・善知鶏コース・兎平コースの交わる十字路にザックをデポし兎平へ寄る。
昼過ぎからは予報通り薄く雲が出て気持ち薄暗い感じに。他のスライドした登山者も下山した頃だろうし自分が最後かなーと思っていたら山関係っぽいのおじいさま2名と出会う。
16.4kmを7時間(休憩1時間)で山行終了。
紅葉は曇りか雨に撮影するのが基本…のような事を聞いたことがあるので帰りも撮ってみたが、やっぱり空の青がないと物足りない気もする(素人感)。
今回の温泉は「千畑温泉 サン・アール」。秋田側から真昼山・女神山へ登った際にはここか「六郷温泉あったか山」を利用する事になるだろう。施設は綺麗で文句なし、ここでしか食べられない名物でもあればいいのになあと思った。