本格的な冬目前の前岳・中岳に登りました。
候補としては常にあれどいつでも来れるので後回しにしていた山。太平山の主峰である奥岳には登山1年目の2019年に登ったことがあり、今思うと難易度的には順序が逆だったなと。こちらの方が登山者も多くアクセスも良いので気軽に訪れる事ができる山なのに何故…。
天気は晴れだが気温10度前後。残雪の春山などはてきとうに着込んで登ってはいたものの、この時期どういうウェアで歩けばいいのかよくわかっていなかったのでを確かめがてら歩いてみることに。
今日の服装はドライレイヤー上下、スーパーメリノウールM.W.上下、3シーズン用パンツ、化繊シャツ…といった感じ。いつもどおり。
金山滝の奥の駐車場は日陰になっており9時17分で11℃。やや肌寒いがすぐ登りなので温かくなるだろう。
登り始めだけ足場のよくない道が続くものの、以降は中岳手前の急登までひたすら整った道だった。とはいえ900m近く標高を上げるので登り甲斐も十分にある。
葉がないおかげで樹林帯も圧迫感がなくて良い。今まで冬前に山へ入っていなかったので気づけなかった。今年は春や紅葉前に結構登ったが林道閉鎖前に集中して行くほうが快適だったかもしれない。
女人堂、前岳と進んでいく。
気温は低いがペースは150~170%なせいかやはり汗を掻く。メリノのベースレイヤーのおかげか冷えは感じないが、10℃以下の気温でウェアが湿ることに違和感というか良くない感じが強くある。ペース落とした方がいいんだろうか…。
近道らしい笹の道を通り中岳に到着。山頂からは奥岳への山並みと南西方向に開けた景色を見ることができた。うーんいつかこのルートを延長して奥岳まで行ってみたい。
下山では山頂に忘れ物をしたと勘違いし100m程登り直す。そのためYAMAPの記録も同じコースの人と比べて数値がかなりズレている。結局、忘れたと思っていた物はザックの中にあったので無駄足だったわけだが、山で忘れ物は致命的だから注意したい。
登りもそうだったが前岳には人が集まっていた。どうやら前岳から奥岳がよく見えるように何本か木を切り倒したようだった。
14時前に下山。
家からそう遠くなくコースタイムや累積標高もトレーニングに丁度良さそうなので、今後登る山に迷った時に訪れるようになるかもしれない。今年は雪山用の装備も揃えたので近いうちにまた登ることになるだろう。
ウェアに関しては化繊シャツを薄めのフリースに置き換えた方が良い気がした。今日の服装でも寒くはなかったがクーラーをがんがん効かせたような涼しさだった。ただウィンドシェルを羽織ればそれだけで自分の行動量的には十分だったので、天気が安定していればその日の気分でいいような気もする。
2019年から履いていたSALOMONのX ULTRA 3 MID GTXだが、9月の低山巡りから感じていたグリップ低下のため今回の山歩きで引退させることにした。購入当初はcontagripの食いつき具合を信頼していたが経年劣化で滑りやすくなったように感じる。200km程度しか歩いていないのでソール自体はあまり擦り減ってはいない。
次の3シーズン用登山靴はmont-bell「マウンテンクルーザー600レザー」、ASOLO「エルドMIDレザーGV」などが候補。おそらくミッドカットは確定、ローカットも興味はあるが足捌きが雑な自覚があるので自分には合わないと思っている。
今冬は雪山を挑戦してようと思い装備を整えた。晴れを狙っているが強風であったりそもそも雪が積もっていなかったりと歯痒い思いをしている。もっと雪が降れば良いのだが秋田市周辺ってこんなに雪降らなかったっけ…。