【2022年9月16日】黒森山、御嶽山(撤退)、三ツ森山(撤退)、八塩山

 低山巡り2日目。

 午後から雲が出て遠くの景色が見えなくなるようなので、昨日と同じく短時間で済む山を登ることにした。

 

横手市街

 

 

黒森山・御嶽山(撤退)

 黒森山~御嶽山をピストンで。藪化進んでいるようならそれぞれの登山口から登ろうと考えていたが…。

 

峰越登山口
真昼山地

 峰越登山口。

 道路の反対に車3台ほどの駐車スペースと、真昼山地を望む絶好の展望地が切り開かれている。ここで巨大なイノシシと遭遇した。

 

黒森古道
登山道

 丁寧に整備された古道。

 

オオカメノキ 実
サワフタギ 実
ユウガギク?

 オオカメノキの実。サワフタギの実。最後はユウガギクかヨメナか判断できず。

 

分岐
登山道

 分岐。この先も刈払いされ歩きやすい。

 

黒森山山頂
鞘堂
展望台

 黒森山山頂(763m)。鞘堂と廃止された展望台。

 

 南西に視界が広がる。北西は木々が邪魔して見づらい。

 御嶽山までの縦走路は30分程度だが、急な下りに大量のイノコズチがお出迎え…。この先も藪なのでは思い調べるとやはり頭までの高さの藪漕ぎの様子。朝一からは勘弁なので中止して反対側の一ノ坂登山口へ移動することにした。

 

一ノ坂登山口 通行止め

 が、なんとこちらは通行止め。歩いていけなくもないのかもしれないが時間が勿体ないので今回は諦めた。

 

三ツ森山(撤退)

 

三ツ森山登山口
三ツ森山登山口

 2つある登山口周辺。

 2013年の山行記録の写真より2018年発行の分県登山ガイドの写真の方がスッキリした感じだったのだが、もしかして分県登山ガイドの写真は2012年以前のものだったのではないだろうか…流石にそれはないか。

 

藪
ホツツジ

 藪化してます。ホツツジは有毒植物。

 

 途中下りはじめたのでおかしいと確認するも、YAMAPは精度が~の表示で位置が登山口のまま、電波も入らないので地図アプリで確認もできず。後に確認すると倒れた道標・朽ちたベンチ・小さな祠・松の木のある分岐で間違えていた可能性が高い。左右にわかれているのだが左は藪に隠れており、右の踏み跡が濃くそちらに進んでいた。現地でも分県登山ガイドで確認したがこの分岐の記述は少なく、様変わりした風景から正規ルート発見は諦めて戻ることにした。

 2011年と2013年の山行記録では問題なく歩けそうな状態ではあった。しかし10年放置されていたのか木段は朽ち、距離は短いにしても気楽に来る山ではなくなっていた。金峰神社への道も同様に人の立ち入っている気配が薄いのでやめておいた。2021年4月の写真では藪も枯れ歩きやすそうではあったのでリベンジするならその頃だろうか。

 わかり易かったブログのリンクを載せておきます。

 

八塩山

 11時前、時間的に保呂羽山か八塩山のどちらにするか迷い整備具合の良さそうだった八塩山へ向かう。はじめに登った感想を言うと、樹林歩きをするなら秋田県内でもかなりお勧めしやすい良い山だと思った。

 

鳥居の沢登山口
トチの実
登山道

 15台ほど駐車できそうな鳥居の沢登山口。トチの実がごろごろ落ちている。

 

分岐
キバナアキギリ

 下山に利用する鳥居長根(左上)・登りは風ぴら(右)の分岐。

 分岐後は小沢の側を歩く。キバナアキギリが咲いていた。

 

 風ぴら急坂・風ぴら迂回の分岐、迂回コースへ。迂回しても急坂があるのには変わりなかった、お好みで。

 

ブナの尾根
稜線

 急坂を登り切るとブナ林が続く尾根。紅葉の時期は凄いことになってそう。

 深山コースとの合流地点。道幅はかなり広く辛くない程度の登り。

 

コブシの実
稜線

 コブシの実。春頃咲く白い花からこの不気味な実になるのか…。

 鳥居長根との合流地点から山頂小屋までは平坦な道。

 

東屋
八塩山山頂

 途中の東屋と八塩さん山頂(713m)。山頂に眺望はなし。

 

八塩山荘
避難小屋
八塩神社

 更に進むと八塩山荘と八塩神社。

 

 山頂小屋正面の景色。小休憩して鳥居長根から下山する。

 

ツルタケ
ツノシメジ
ツルアリドオシ

 鳥居長根はやや急だが道幅は広い。ツルタケ、ツノシメジ、ツルアリドオシなど目につく物が多かった。

 

鳥居長根コース
合流

 風ぴらコースとの最初の分岐に戻り、後は何事もなく駐車場に帰る。

 往復80分。 

 

 


 

 2日目はの山登りはこれで終了。昨日もお世話になった大森健康温泉で汗を落とし、モンベルに寄って帰宅した。

 

 1泊2日で色々な山を登るのは初だった、これはかなり効率的に山を巡る事ができて今後もこういう登り方をした方が間違いなく良いと感じた。そもそも、イマイチ出かけるモチベーションが湧かなかったのは往復で飽き飽きした道の車移動にあったのかもしれない。1泊あるいは連泊で拠点からの移動なら、かなりのウェイトを占めていた移動時間と体力を無駄にせず済む。気力減退も小さくてグッドだ。

 それと今回は草や藪に多く悩まされた。和賀岳の藪は山頂を目指すという目標があったのでやりきれたものの今回はそれがなかった。撤退や山頂に辿り着けなかったのは経験不足によるものが大きな原因ではあるが、根本の対策として低山・里山は普段のウェアやスタイルを捨てて、上下ヤッケに虫除けネットを被りウェストバッグorアタックザックで藪を気にせず歩く…がパッと思い浮かぶ。いや、そもそも晩秋や初冬に登るのが最善か。夏山に低山は避けるように、人の入らない山も登る時期を選ぶのが快適な山歩きに繋がるんだろう。

 

 以上で今回の山旅の記録は終わり。やはり色々試しに現地にアタックして経験を積むのが自分には合ってる。座学は嫌いじゃないがこういうのは実際にやって反省を持って帰るほうがいい。