【2022年4月19日】男鹿三山 五社堂から

 2022年4月19日(火)快晴。

 五社堂~真山のピストンをするトレーニング登山。トレラン用シューズのデビューに色々と探したものの購入の決め手になるものがなく保留していたため、いつもの3シーズン用シューズで登る。

 


 

 早朝6時に門前駐車場に車を停める、門前側からの入山はここの駐車場を利用するのがベターのようで、少し登ると五社堂登山口入り口の看板と共に細い道が見えた。今回こちらはスルーして五社堂駐車場から石の階段を上がり登ることにした。

 

五社堂

 五社堂まではの石段は999段あるようだ。きっちり並べられた石段というわけではなく登山道と言っても変わりない険しさがある。しかしながらこの道はとても雰囲気が良く、どこまでも続くブナの木のトンネルが神秘的。これから葉が付き青々となってくれば更に美しい景色が広がりそうである。下山で通った時には参拝に来たおじいさんにあとどのぐらいか聞かれ「あと400段ぐらいですかねー」と答えたのは心無い回答だったかもしれない。

 

 早朝の五社堂は後ろの木々が朝日で黄金に染まり秋のようだった。辺りにはアズマイチゲカタクリが群生しておりブナの樹林帯の間はしばらく見ることが出来る。キクザキイチゲも生えているそうだが薄紫色の花は見えなかったような気もする。登山道は杉の木の右奥となり、そこの看板に五社堂駐車場利用者は参拝客に限る旨の看板が立っている。

 

 登山道は歩きにくさを微塵も感じさせない手入れされた道。歩きやすいのできょろきょろと景色ばかり見てしまうが…変化のない樹林帯が続くのでやや退屈かもしれない。木々の隙間から海はちらちら見えるもののゆっくり眺める程の景色の良さではない。

 

 東北自然歩道の看板辺りから安全柵や側溝が整備されてくる。視界が開け本山のレーダー基地が見えたりと変化が出てくるものの、自衛隊道路が側に走っていたりとやや雰囲気は削がれる。

 

 トイレ棟がある毛無山との分岐をそのまま山道で進むと写真のような1箇所だけ眺めのよいスポットがある。残雪が残り刈払い前はやや歩きづらいのでここはスルーして本山レーダー基地まで道路を歩くので個人的には良いと思う。監視小屋付近の正面にも自然歩道があるがこちも残雪が残りやすく、自衛隊道路の除雪された雪や砂利により道が潰され酷い状態な箇所もある。やはりトイレ棟が見えてからは道路を進むのをおすすめする。

 

 真山への分岐を過ぎるとケーブル埋設~の柱看板のある脇道があるが、ここを直登すると赤神神社奥宮となる。ロープは設置されているが道路側からもレーダー基地の外周を歩くと辿り着ける。道路側の方が日本海や毛無山方面を眺めながらゆっくり歩ける。

 

 真山への道は杉の樹林帯で残雪が多く残りこの時期はかなり足が取られる。楽に歩くならもう少し時期は先の方が良い感じ。

 真山神社奥宮の休憩スペースで長めの休憩を取りピストンの形で下山をはじめる。ここまで来たならば真山登山口まで行こうか迷ったのだが、次回こちら側から登る際にとっておく事にする。

 下山は早めのペースで歩き75分程で五社堂まで戻ってくることができた。10時前に五社堂前のブナ林から登山者1組目とすれ違いはじめ、5組の登山者と2組の参拝客とすれ違う。五社堂駐車場は満車であった。

 

鵜ノ崎海岸

 鵜ノ崎海岸から見える男鹿三山。写真ではぼやけていた水平線も10時過ぎには空との境界がはっきりしていた。春の早朝は海上のもやが晴れなさそうだし、登る時間は遅らせてもよいかも知れないと思った。

 


 

 今回のトレーニング登山も不調無く終えられた。これほど快適なコースが身近にある事に驚き、トレイルランニングにも良さそうな気もした。冬期は道迷いしそうな気もするが自衛隊道路も側にあり危険度は低そうなので、今年の冬に装備確認で訪れてみたい。